中野・杉並エリアで初めての
インビザライン・ダイヤモンドドクターに
認定されました。
また小児マウスピース矯正「インビザライン・ファースト」でも
近隣でトップクラスの症例数となっております。
当院のドクターは全員がインビザラインドクター資格を取得しています。
目立たないマウスピース矯正 インビザライン
インビザラインは透明なマウスピースを使った矯正治療です。
お仕事の都合で矯正器具を付けられない方や、目立ちたくない方には、
インビザラインを使った治療をお勧めしています。
インビザラインはマウスピース矯正としては非常に自由度が高く、
適応する症例の範囲が広いのが特徴です。
また、前歯だけの矯正治療など、気になるところだけを治す部分矯正にも、
インビザラインはおすすめです。
更に、治療が進むと定期的なチェックが中心となり、通院回数が少ないことも魅力です。
インビザラインは透明のプラスチックを装着するので、装置が目立ちません。
笑顔を見せても余程近づいて見ない限り気付く人は稀なほどです。
インビザラインは簡単に取り外しができるので、
食事も普段と変わらず食べることができます。
また、ワイヤーに比べてブラッシングが簡単なので、
口の中を清潔で快適に保つことができます。
マウスピースも取り外して洗浄できるため衛生的にも安心です。
インビザラインは薄いプラスチック製ですので、
装着時の違和感や歯に掛かる負担が少なく、
ワイヤーやブラケットを使用時に起きやすい器具の接触による痛みが
起きにくいのが特徴です。
通常のインビザラインは適応症例の範囲が広く、治療期間が決まっていませんが、
インビザラインシリーズにはより軽度の症例に向けた、
インビザライン・ライトとi7という治療プランがあります。
インビザライン・ライトは14ステージ(1ステージ:2週間)以内、
インビザライン・ i7は7ステージ(1ステージ:2週間)に
治療が完了する症例に限定されたマウスピース矯正です。
深刻な咬合の不良などには適用できませんが、すきっ歯や前後のズレなど、
軽度の不正歯列の治療には適しています。
これまでワイヤー矯正の器具装着の抵抗感や、金銭負担を考えて治療を諦めていた方でも、
比較的少ないコストで歯並びを整えることができるかもしれません。
興味のある方は、ぜひ一度当院の無料相談をご利用ください。
当院は初回の矯正相談を無料で行っております。
矯正治療は費用が大きく、長い時間を掛けて行う治療です。
患者さんと施術者の間に信頼関係を作り、治療のメリットやコストについて、
深く納得してからでなければ治療は続けていけません。
そのため、治療を始める前に、可能な限りカウンセリングの時間を
もてるよう心掛けております。
当院では、3D光学スキャナ「iTero Element」を導入し、口腔内を3Dスキャナーを使ってスキャンしています。
「iTero Element」はインビザラインのための光学スキャナですので、より正確なデータを取れます。
更に、口腔内スキャンをしたその場で治療経過の簡易シミュレーションが可能です。
十数分程度の口腔内スキャンを行うだけで、その後どのように歯が移動し、
どのような歯並びになるかを、3Dアニメーションで見ることができます。
インビザライン無料相談で、
ご希望された方にはその場で口腔内3D光学スキャンを行っています。
光学スキャナで取り込んだ歯列を元に、
治療後の歯の移動を3Dモデルでシミュレーションが可能です。
治療イメージを把握することができ、データをご自宅で見直すことも可能です。
※簡易的な診断ですので、治療を希望される方は、
改めて精密検査を行い治療計画の立案を行います。
詳しくは治療の流れをご覧ください
当院ではインビザラインに関して、患者様のお悩みや疑問などに応えるため、無料でご相談を承っております。
些細なことでも構いませんので、お気軽にご相談いただけたらと思います。
ご興味がある方は是非下のリンクバナーからお問い合わせください。
インビザラインは1997年にアメリカのアライン社によって開発されたマウスピースを使った矯正装置です。
今ではマウスピース矯正ブランドは乱立しておりますが、インビザラインはマウスピース矯正の始祖であり、
膨大な症例データを持ったマウスピース矯正のトップランナーです。
現在マウスピース矯正は、3Dモデルで口腔内を精査し、そのデータからコンピュータシミュレーションで治療計画を作成しています。
この治療計画を元に、終わりまでの全てのマウスピースを最初に作成しています。
最初に全てが作られるわけですから、後から「間違ったから修正しよう」というのは簡単ではありません。
このため、歴史が古く症例データの多いインビザラインは、他のマウスピース矯正に比べて圧倒的な優位を持っています。
症例データが増え、シミュレーションの事例が蓄積すれば、それだけコンピュータのモデルシミュレーションは精度が上がるためです。
インビザラインが他のマウスピース矯正に比べて優れている最大の理由はこれでしょう。
膨大なデータ量による優越は、後発にはなかなか太刀打ちができないものです。
一般のインビザラインではコスタリカにあるインビザライン社のオペレーションセンターで、歯科技工の技術を持つ方々が治療計画を
作成しております。(ダイヤモンドドクター以上は、日本国内にある専門センター、横浜トリートの専属技工士の元で作成を行っております)
最近ではこのコンピュータシミュレーションがかなり精度が上がってきており、口腔内スキャンをして、コスタリカにデータを送り、
出てきた治療計画に承認ボタンを押すだけで、簡単な症例は治るほどになりつつあります。
とはいえ、機械はまだまだ万能ではありません。人間の口腔内は個々人によって大きな差があります。
10人中6人に当てはまる「成功パターン」が機械で作れれば、承認ボタンを押すだけで6人の方の治療は成功するでしょう。
では、残りの4人の方はどうなるでしょうか?
これが近年のマウスピース矯正バブルで起きたことで「知識や経験がなくても簡単に参入できる矯正治療」に大量のクリニックが参入しました。
※1 結果として、軽度の正中離開(すきっ歯)や歯列の乱れでは問題が表面化しなかったものの、
治療計画をきちんと精査しないと治らない症例では「治療失敗とクレーム」が激増することになります。
マウスピース矯正は「誰にでもできる矯正手法」だからこそ、インビザラインブランドの膨大なデータ量から産まれるシミュレーションと、
治療計画を精査するドクターの力量で圧倒的な差がつく治療ということなのです。
(※1 それ以外にも美容系資本からの越境参入や、望ましくない販売手法を取って事件になった例もあります)
これは昔話ですが、私がインビザラインを初めて知ったのは15年以上前のことです。
この時の正直な感想はこうです。
「いやこんな玩具で歯が動くの?矯正はワイヤーでやらないとやっぱダメじゃないの?」
実は十数年以上前のインビザラインの治療実績はそれほど良いものではありませんでした。
マウスピース矯正という治療概念がまだ誰にもわからなかったので、インビザライン社から送られてきた治療計画を承認して、マウスピースを嵌めても、歯が思ったように動かない事例が多発したのです。そんなわけで、一般医も矯正医も、マウスピース矯正という治療手法については懐疑的でした。
さて、ではなぜそのインビザラインに私がのめりこんだのか?といえば
「これは治療計画を自分で作れたら、ちゃんと治せる」という気付き得た時からです。
なぜ十数年前のインビザラインが「治らなかった」のか。
それはつまり当時のインビザライン社から送られてくるコンピュータシミュレーションの治療計画が「治るようにできていなかった」からです。ですから、インビザライン創成期のドクター達は「自分で治療計画を全部作り直せばいい」と考え、歯をひとつひとつ「人力シミュレーション」で動かすくらいの熱量で治療計画を作成しておりました。
例えば顎位を動かすのは今でもマウスピース矯正では難しいのですが、
それをなんとか実現しようと試行錯誤をしていたのです。
つまり「手作業の職人」ですね。現在のインビザラインのコンピュータシミュレーションの精度向上は、
このように「手を動かして治療計画を作った先人たち」によって支えられているのです。
私は第一次世代のひとつ下の世代ですが、インビザラインの本質は「治療計画」にあると気づいてから「これは革新的な道具だ」と確信しました。保険診療からインプラントの修業期間においても「診断と治療計画」の重視は強く持っていたからです。
インビザラインはその「診断と治療計画」で化ける技術だ、と思った時から、私のインビザラインへの熱意が高まりました。
ドクターの腕によって「きちんと治せる道具」なのだから、学ぶしかない!と。
そんなわけで(区画整理で立ち退きになった、懐かしの)沼袋院で開業した当時から、ワイヤー矯正と同時にインビザラインを研鑽してきました。現在ではマウスピース矯正は大ブームになり、どのクリニックでもマウスピース矯正を施術するようになっています。
しかし、マウスピース矯正の本質と、その理解のために「手作業の職人」を経験したドクターは決して多いとは言えません。
現在の生成AIブームは素晴らしい技術進歩ではありますが、同時にこんな声も聞かれるようになりました。
「AIがやってくれるから、技術の中身を知らない技術者が増えた」と。
全く同じ話がマウスピース矯正で起きています。即ち「コンピュータシミュレーションによる治療計画の進歩」により、
ただ承認ボタンを押すだけのドクターでもマウスピース矯正ができるようになりました。
安価なマウスピース矯正ブランドでは、ドクターに診察を受けず、
口腔内データだけを送って自宅にマウスピースが届くだけ、というものすらあります。
人間の職人の技術より安く、手軽に始められるマウスピース矯正。それは善かれ悪しかれ技術の進歩ではあります。
しかし、機械によって作られたシミュレーションがどれほど進歩したとしても、職人の手仕事の価値はそう簡単になくなることはありません。
なぜなら、自分の手で動かした経験と蓄積の過程を知ることで、コンピュータシミュレーションの結果しか知らない人と比べて、
圧倒的に読み解ける情報量に差が出てくるからです。
シオン歯科グループは、マウスピース矯正に限らず「診断と治療計画」を最も重視しています。
そして、診断と治療計画を自身で作れなければならない、と考えてドクターの育成を行っています。
自分が提供する治療に十分な理解と責任を持てないようなドクターでは真に人を治すことはできないと考えるからです。
それが「診断なくして治療なし」という標語になっています。
さて、インビザラインの昔話の後は、インビザラインの未来についても書いてみようと思います。
インビザラインは現在、多くの新しい技術開発と、適用範囲の拡大を探り続けています。
シオン歯科グループは長年に渡りインビザラインを手掛け、
治療計画の元データを提供してきたこと、そしてダイヤモンドプロバイダーになったこともあり、
インビザラインの新技術に対する試験的導入や、技術評価を行うようになりました。
いま、シオン歯科グループが最も力を入れているのが
「小児インビザライン」つまり「インビザライン ファースト」です。
小児インビザラインは最近少しづつ手掛ける医院も増えてきましたが、
まだまだ十分な症例実績を持っているクリニックは少ないようです。
インビザライン社の営業さんからは「クリニック規模では東京の西側で3本の指に入ります」
と言われているので、それなりに症例数は多いと思います。
まぁ小児インビザラインは、口腔内の発達過程が存在するため、
成人よりも考えるべき要素が複雑になりがちです。
そのため、手間ばかり掛かって難しいので、敬遠されているところがあるのでしょうか。
ところが、小児矯正にインビザラインを使うことには大きなメリットがあります。
まず、ワイヤーに比べて圧倒的に「装着ストレスが少ない」ことです。これはお子様に治療を行う上で非常に重要なことであると言えます。
また小学生から思春期のお子様には、ワイヤーによる見た目の問題も心理的に影響することもあるでしょう。
とはいえ、ここまでは成人のインビザラインのメリットとさほど変わりません。
本当に重要なのは「小児インビザラインは顎骨と咬合の発達とコントロールがやりやすい」ということです。
マウスピース矯正は、一般的な認識としてこう思われがちです。
「マウスピース矯正は見た目が良くて手軽なのがウリで、本当に治したいなら我慢してでもワイヤーでやるほうが安いし、治療効果もいい」
これは当てはまりません。マウスピース矯正とワイヤー矯正は「得意な治療」が異なるのです。
もし「見た目や手軽さがウリのワイヤー矯正の下位互換でしょ?」と言われたら、「それは違う」と言わせていただきます。
特に小児の咬合発達において、マウスピース矯正には優位な点が多くあります。
インビザライン社はこの優位点を理解し、小児領域でのマウスピース矯正で使う新規技術を試験開発しています。
シオン歯科グループでは、それらの技術への意見提案を積極的に行っていきたいと思っています。
(小児の優位性はそのうち小児インビザラインにドクターコラムを書きます)
また、インビザラインに使われる3D光学口腔内スキャナー「iTero エレメント」の補綴(歯の詰め物)応用も始まりました。
インビザラインから補綴治療まで、全ての型取りはデジタル化していくことになるでしょう。
昔は精密技工はシリコンと超硬石膏で精密な型取りをするしかなく(本当に大変でした…)、患者さんの負担も非常に大きかったのですが、
これからはどんどん負担が減っていき、また技工士ともデジタルデータのやり取りによる医療DX化がクリニックレベルで進んでいきます。
カナダのブリティッシュコロンビア大学矯正歯科臨床助教授で、アライナー矯正治療の教科書の『アライナー矯正歯科治療』(クインテッセンス出版)の著者でもあるSandra Tai(サンドラ・タイ)氏が登壇しました。Tai氏は「世界の矯正歯科の現在地と未来」をテーマに、矯正歯科がデジタルを活用することでいかに効率的かつ再現性のある治療へ変革を迎えているかを強調しました。さらに、アライナー矯正治療の重要性を指摘し、「今ほど矯正歯科で働くことが刺激的な時代はない」と述べ、変革期において未来に新たな一歩を踏み出すことの必要性を説きました。
(インビザライン ジャパンフォーラム2024開催)
フォーラムでのサンドラ・タイ先生の言葉どおり、マウスピース矯正には今後も大きな未来が広がっていると考えています。